グラッシュビスタ®による治療

【グラッシュビスタ®使用にあたっての注意】

  • ・塗布したときに薬液が、上まつ毛の生え際以外についた場合は、ティッシュなど吸収性の素材ですぐにふき取るか、洗い流してください。
  • ・一度使用したブラシは廃棄してください。片方のまつ毛の塗布が終わったら、新しいブラシを用い、もう片方の上まつ毛の生え際に同様に塗布してください。
  • ・コンタクトレンズをつけている場合には、レンズを外してから塗布し、15分以上経過してからレンズをつけてください(コンタクトレンズが変色することがあります)。

グラッシュビスタ®によるまつ毛治療について

  • 販売名:グラッシュビスタ®外用液剤0.03%5mL(有効成分:ビマトプロスト)
  • この薬は、上まつ毛の長さ、豊かさ(太さ)、濃さを改善する外用薬です。
  • この薬は、睫毛[しょうもう]貧毛症の患者に処方されます。
    睫毛[しょうもう]貧毛症とは、まつ毛が不足していたり、不十分であったりすることです。
  • 片目ごとに、1日1回1滴を専用のブラシに滴下し、上まつ毛の生え際に夜に塗布します。
  • この薬は、使用を中止すると、この薬の使用前の状態に戻ります。
  • Q

    誰でも使用して大丈夫?

    Q
    • 次の人は、この薬を使用することができません。
      • ・過去にグラッシュビスタ®に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人
    • 次の人は、慎重に使う必要があります。使い始める前に医師または薬剤師に伝えてください。
      • ・水晶体の無い人、眼内レンズを挿入している人
      • ・目の手術をした人
    • この薬には併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
    • 妊婦または妊娠している可能性がある人は原則として使用を避けてください。
    • 授乳中の婦人は使用を避けてください。やむを得ず使用する場合には授乳を中止してください(動物実験で母乳に移行することが報告されています)。
    • 小児(15歳未満)に対する安全性は確立されていないので、なるべく使用を避けてください。
    • 眼疾患または眼手術後で治療中の人は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
    • 他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください。
    • 高齢の人には、使用された経験が少ないため慎重に使う必要があります。
    • 男性に使用された経験は限られています。
  • Q

    気をつける副作用は?

    Q
    • メラニンの増加により黒目(虹彩)の色が濃くなることがあります。投与を中止しても元にもどらないことがあります。また、片目のみ使用している場合には、左右の黒目の色に差が出てくる場合もあります。
    • メラニンの増加によりまぶたが黒ずむことがあります。また、目の周りが多毛になったりすることもあります。これらは、塗布を中止すると元にもどる可能性があります。
    • この薬を使用する場合には、これらの症状について、医師、薬剤師などから十分説明を受けてください。また、まぶたの色調変化や、目の周りが多毛になることを防いだり、軽減したりするため、塗布後は目の周りについた薬をよくふき取るか、洗顔してください。
    • まぶたのかゆみ、目がしみる、目のかゆみ、目の痛みなどの症状があらわれることがあります。このような自覚症状が持続する場合にはただちに受診してください。
  • Q

    どうして専用のブラシを使うの?

    Q

    有効成分を適切な量、塗ることができるように作られています。

    専用のブラシ以外を使用した場合、適量が塗布できないという可能性があります。
    感染症などを防ぐためにも、必ず専用のブラシを使用し、一度使用したブラシは破棄してください。

  • Q

    一日に何度も塗ったほうが早く伸びるの?

    Q

    頻繁に塗布しても効果が促進されませんので、
    1日1回を超えて塗布しないでください。

  • グラッシュビスタ®の使用にあたっては、処方時に医療機関にて配布された「グラッシュビスタ® 外用液剤0.03%5mLをお使いの方へ」をご覧ください。
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